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<リンク集>
・遺産の概要説明 ・シュパイヒャーシュタット ・チリハウス ・ハンブルグ観光案内 ・ドイツ観光局HP ・在日ドイツ大使館 <地図表示> ハンブルグ チリハウス付近 |
ドイツ連邦共和国 : 登録年 2015年
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ハンブルク港は、ロッテルダム、アントワープに続くヨーロッパ第3位の港です。
文字通り「倉庫街」を意味するシュパイヒャーシュタットは、19世末から20世紀初頭にかけて、免税地区として建設されました。
この建設プロジェクトにあわせて洗練された倉庫が建てられ、
ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世時代におけるゴシック建築の典型であるタレット(小塔)や先のとがった切妻屋根で装飾が施されました。
この種の倉庫地区としては世界最大となる30万平方メートルの規模を持っています。
また、チリハウスは東側の角が船首のような形をしたユニークな建物です。
北ドイツ表現主義を代表する建築家フリッツ・ヘーガーの設計により1892〜1924年に建てられました。
「チリハウス」の名はチリ硝石の輸入により財をなした海運王が建築主であったことに由来しています。
このような建築は19世紀末頃から北ドイツの港湾都市を中心に見られるようになり、巨大な建物にいくつもの商社が入る、いわばオフィスビルでした。
かつて商人屋敷と倉庫は同一の建物内にありましたが、貿易量が増え港湾が拡大したことで倉庫は港の近くの倉庫街、事務所は市内に建てられていきました。
今日では、夜になると、赤レンガの建物と、錬鉄の欄干で装飾された橋が美しくライトアップされます。
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