ナポリ歴史地区

イタリア共和国
登録年：1995年
撮影者：S.Kinoshita
撮影年月：2013年12月



南イタリアの玄関口でもあるナポリ。この町はギリシア時代の植民都市として始まりました。 １３世紀、フランス王ルイ9世の末弟アンジュー伯シャルルに始まりますが、王位を巡る政変が相次ぎました。 しかし１９世紀初頭イタリアとして統一されるまで、ナポリ王国として栄えました。 当時の庶民の生活は、この地方で製作される「プレゼーピオ」というキリスト誕生を祝う人々を精巧な人形で表わした 「ジオラマ」で偲ぶことができます。ナポリの東にあるサンテルモ城の高台からは、 「ナポリを見て死ね」ということわざ通り、遠くヴェスヴィオ火山とナポリの街そして サンタルチア港の絶景を見ることができます。また、スカッパナポリと言われる、 旧市街の路地は雑然としてイタリアの生活臭にあふれており、ピザの発祥地であることをうかがわせるように、 至る所にピザの専門店があります。

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