アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群

エジプト・アラブ共和国
登録年:1979年
撮影者:S.Kinoshita
撮影年月:2006年5月



 エジプト最南部ヌビア地方には古代遺跡群が多数あります。 その代表的なものがアブ・シンベル神殿です。 紀元前1250年頃、第19王朝3代目のラムセス2世が残した遺跡です。 ラムセス2世は22歳で即位し積極的な外征を行いました。 ヒッタイトとの戦いに苦戦した後、巨大な建造物を作ることに勢力を費やし始めました。 その中の最大の遺跡が、ナイル河畔の一枚岩にから掘り出されたアブ・シンベル神殿です。 アブ・シンベル神殿の入り口には、ラムセス2世をかたどった巨像が4体あり、その傍らには最愛の后ネフェルタリの像もあります。 また、近くには后のために作られたハトホル神殿もあります。 アブ・シンベル神殿は1960年代、アスワン・ハイ・ダムの建設のために水没の機器に瀕しましたが、ユネスコの支援で現在の場所に移築されました。 これが1972年にユネスコにおける「世界遺産条約《締結のきっかけとなりました。 ヌビア遺跡にはそのほかにも、”ナイルの真珠”と呼ばれる紀元前4世紀頃のイシス神殿や、カラブジャ神殿など見所が多くあります。  



 ・遺産の概要説明
 ・アブシンベル衛星写真
 ・ウィキペディア ヌビア遺跡
 ・アブシンベルパノラマ写真
 ・フィラエパノラマ写真
 ・エジプト観光局

 ・在日エジプト大使館



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