Robben Island
<リンク集>
 ・遺産の概要説明
 ・ウィキペディア ロベン島
 ・ウィキペディア ネルソン・マンデラ
 ・ウィキペディア 南アフリカ共和国
 ・南アフリカ観光局
 ・在日南アフリカ大使館

<地図表示>
  ロベン島付近
ロベン島 南アフリカ共和国 : 登録年 1999年

撮影者:J.Kinoshita (チャイ雑貨 茶窓)
撮影年月:2017年05月
  ロベン島は南アフリカ共和国西ケープ州ケープタウンから約12km沖合のテーブル湾にある島です。 「ロベン」は「アザラシ」を意味するオランダ語で、別名「監獄島」とも呼ばれました。 島の周囲は海流が強く、脱出が困難なところを見いだされ、17世紀の終わりから島の大部分は刑務所として使われました。 当時のロベン島に収監された囚人はオランダ植民地の政治的指導者達で、南アフリカ出身者だけでなくインドネシア出身者もいました。 1836年から1931年まで、島はハンセン病患者を隔離するために使われました。 そして1959年以降、島は政治犯の強制収容所として使われ、アパルトヘイトの政策が行われていた時期には、 ネルソン・マンデラやウォルター・シスル、ロバート・ソブクウェ等が収監されました。 現在はロベン島教会をのぞいて政府が所管し、島全体を博物館として整備、刑務所の元囚人がガイドとして案内業務を行っています。
 ロベン島の世界遺産登録については、南アフリカ共和国が世界遺産条約を批准したあと、最初に同国が推薦した遺産の一つです。 しかし、ICOMOSはそれに対し否定的な評価を下しましたが、当時ユネスコ事務局長であり世界遺産委員会議長だった松浦晃一郎の提案もあり、 1999年の世界遺産委員会で登録が認められました。現在、この遺産は人種隔離政策の記憶を伝える負の世界遺産とされています。


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