Qutb Minar and its Monuments, Delhi
<リンク集>
 ・遺産の概要説明
 ・ウィキペディア
   クトゥブ・ミナール

 ・Qutab Minar Complex
 ・クトゥブ・ミナール
 ・Tourism of India
 ・インド案内
 ・在日インド大使館

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  クトゥブ・ミナール付近
 
デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群
インド共和国 : 登録年 1993年

撮影者:J.Kinoshita (チャイ雑貨 茶窓)
撮影年月:2003年4月
    クトゥブ・ミナールはインド・デリーにあるミナレットです。奴隷王朝の建国者であるクトゥブッディーン・アイバクによって、クワットゥル・イスラーム・モスクに付属して建てられたものです。ヒンドゥー教やジャイナ教の寺院などを破壊し、その石材を転用して制作されたもので、建築に携わった職人もヒンドゥー教徒であったと推測されています。したがって、ヒンドゥー様式とイスラーム様式が混在した様式となっています。1200年頃に建造されたこのミナレットは72.5mの高さを誇り、世界で最も高いミナレットとなっています。これでも地震や落雷などで先端が崩れたものを修復したもので、当初は100mほどの高さがあったと言われています。直径は基底部14.3mに対して先端部2.75mで、文字通りの尖塔です。内部には378段の階段があり、以前は先端部まで上ることができましたが、1982年、照明が消えたことでパニックになった修学旅行中の少女たちが階段で将棋倒しになり、十数名が死傷する惨事となり、この事故以来、内部への立ち入りは禁止されました。