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<リンク集>
・遺産の概要説明 ・ウィキペディア パレンケ ・ウィキペディア マヤ文明 ・Palenque Project ・メキシコ合衆国観光案内 ・在日メキシコ合衆国大使館 <地図表示> 古代都市パレンケ付近 |
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撮影年月:2003年8月
メキシコ東部、チアパス山脈中腹の熱帯雨林の中にパレンケがあり、マヤ文明の中でも最も西に位置する古代都市です。6世紀後半からマヤの低地で多くの都市国家が生まれ、この地では7世紀はじめ、パカル王が統治し黄金期を迎えました。この遺跡は、碑文の神殿、葉十字の神殿、太陽の神殿、球戯場等からなり、他のマヤ遺跡にはない天体観測用の4階建ての塔もあります。太陽の神殿には透かし彫りのすばらしい屋根飾りがついています。1952年、碑文の神殿の調査で、多数の宝飾が発掘され、当地の黄金期を築いたパカル王の遺骨が発見されました。パカル王の石棺にはは5トンもの蓋が置かれていました。その蓋の中央にはパカル王の姿が彫られ、石棺の蓋を開けると、ヒスイで覆われたマスクが出現しました。マスクには黒曜石の眼がはめられ、首飾り、胸飾り、腕輪などがありました。この発見は当時、世界中で大反響を呼びました。また、碑文の神殿には天文学上の記録や5千年余りに渡る未来予想図も発見されました。この遺跡では、地下水道も発掘され、パカル王の時期を絶頂期として繁栄しましたが、次第に衰退が始まり、熱帯雨林の木が生い茂り、古代都市は木々に覆われ、一千年もの長い間に樹海の中に飲み込まれました。パレンケ遺跡東西9キロにも及ぶこの遺跡は、まだ中心部が発掘されただけです。
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