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<リンク集>
・遺産の概要説明 ・ウィキペディア モルダヴィア北部の壁画教会群 ・モルドヴァ地方の教会案内 ・Monasteries ・ルーマニア政府観光局 東京事務所 ・在日ルーマニア大使館 <地図表示> モルドヴァ地方の教会付近 |
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撮影年月:2003年7月
ルーマニアの東にあるモルドヴァ地方。この地方は過去、モルドヴァ公国があり、西暦1500年前後に在位したシュテファン3世の頃、最盛期を迎えました。当時、周辺国やオスマントルコからの侵略を防いで、たバルカン半島で唯一、イスラム勢力が入り込めなかった国でした。国王はローマ教皇から「聖騎士」の称号を与えられました。そして、国王は自らを「キリスト教世界の番人」と位置づけ戦闘で勝利する毎に修道院や教会を建てました。その後の国王たちもそれにならい、次々に宗教建築物を建てたその結果、このモルドヴァ地方には宗教建築物が数多く残りました。それらの修道院には内側も外側もフレスコ画で埋め尽くされています。これらのフレスコ画はすべて聖書を題材にしており、文字の読めない人にも聖書を理解してもらうためでした。これらの修道院や教会はモルドヴァ地方の山間に点在しており、色鮮やかなフレスコ画で覆い尽くされた修道院や教会がヨーロッパの中でもユニークな地域として人々を魅了しています。
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