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<リンク集>
・遺産の概要説明 ・ウィキペディア キャンディ ・ウィキペディア スリランカ ・スリランカ政府HP ・スリランカ政府観光局 ・在日スリランカ大使館観光ビデオ ・駐日スリランカ大使館 <地図表示> キャンディ付近 |
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撮影年月:2013年5月
キャンディはスリランカ中部州の州都で、元々統治の言語シンハラ語で山を意味するカンダをポルトガル人が訛り、キャンディとなりました。シンハラ人のウダラタ王国 (1474-1815) の最後の都でもあります。人口は約11万人。またスリランカ中部では最大の都市部で、地域経済の中心地です。仏陀の犬歯があるとされる仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)があり、仏教の聖地の一つとなっています。年代記の『チューラワンサ(小史)』によれば、仏歯は4世紀にインドのカリンガ国からもたらされたとされ、アヌラーダプラのダンマチャッカ(法輪堂)におさめられて祀られ、王権の権威を保証する証となりました。当時の様相は法顕の『仏国記』に描かれています。これ以後、王都が移動するたびごとに仏歯も移動して、現在はキャンディの仏歯寺に納められています。仏歯は仏陀の聖遺物の仏舎利として崇拝されると共に、強い力を持つものとして神のように祀られました。キャンディでは7月の満月を頂点とするエサラ・ペラヘラ祭で、仏歯が象の背中に乗せられて、神々の象徴である武器と共に町中を練り歩きます。仏歯は雨を呼ぶともいわれ、作物の豊作をもたらす祈願の対象ともなっています。
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