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済州島付近
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済州島は韓国本土南岸から１３０kmにある火山島で、面積１８４５平方キロメートルの韓国最大の島です。済州島の中心に休火山の漢拏山があり、その標高１９５０メートルは韓国最高峰です。漢拏山山頂には、２万５千年以上前に形成された火山湖の白鹿潭（ペンノクタム）があります。また、漢拏山の植物相はユニークで、１５６５種もの維管束植物が見られますが、これはひとつの山で見られる維管束植物の数としては最多の部類に属し、そのうち３３種がこの島の固有種です。また、漢拏山は亜熱帯、温帯、寒帯の植物が、3つの異なるゾーンで垂直に分布している点も植物相の多様性につながっています。動物についても自然保護区内では、１７種以上の哺乳類、１９８種の鳥類、８種の両生類、８種の爬虫類、９４７種の昆虫などが確認されています。また、漢拏山には旧石器時代の生活跡の残されている洞窟もあり、この島に旧石器時代には既に人が住んでいたことを示唆しています。島の北東部には大規模な溶岩洞が広がっており、科学的な調査の上でも価値があるだけでなく、現在では、人気の観光スポットにもなっています。
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