Curonian Spit
<リンク集>
 ・遺産の概要説明
 ・クルシュー砂州衛星写真
 ・ウィキペディア クルシュー砂州
 ・Kursiu Nerija National Park
 ・Neringa観光局
 ・リトアニア観光局

<地図表示>
  クルシュー砂州付近
 
クルシュー砂州  リトアニア共和国: 登録年 2000年

撮影者:Mr.Ren 撮影年月:2005年10月
   クルシュー砂州はバルト海に面したリトアニア共和国とロシア連邦にまたがる細長い半島です。最大幅3kmに対し長さ96kmの細長い砂丘です。ここは、新石器時代から人類が定住し生活を営んできました。このあたりは昆虫などが閉じ込められた琥珀が産出され、時には砂浜に打ち揚げられ、ローマ帝国時代には珍重されました。17世紀ヨーロッパの産業革命が進んだ頃、この地の木々が徹底的に伐採され、森林が砂丘になってしまいました。集落も消滅しかけたましたが、クルシュー人と言われる住民たちによる植林活動が始まり、再び森林がよみがえりました。しかし、スターリンの時代、迫害を受け、この地に住んでいたクルシュー人たちはシベリア送りになったりドイツなど各地に散ってしまい、今ではクルシュー人そのものが消滅してしまいました。砂丘と森林が残るこの地域は、自然と思想の深い歴史の中で人類としての大切なものが何かを、静かに訴えています・・・・・。