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<リンク集>
・遺産の概要説明 ・ウィキペディア コパン ・ウィキペディア ホンジュラス ・Copan Ruinas Tips ・コパン・ルイナス市観光課 ・COPAN案内 ・ホンデュラス <地図表示> コパンのマヤ遺跡付近 |
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撮影年月:2003年9月
中央アメリカ、グアテマラとの国境に近いホンデュラス西部にコパンはあります。 この遺跡はモタグア川の支流、コパン渓谷にあり、紀元前1200年頃にはすでに古代マヤ人が住み着いていました。紀元前900年頃にはすでにオルメカ文明の影響を受け、建物が造られていました。コパン渓谷を流れる川のお陰で、交易路として栄えました。鉄を持たないマヤ人にとってきわめて貴重だった黒曜石や、ヒスイ、カカオ、ケツァルの羽などの交易品が行き交いました。5世紀はじめ偉大な神官ケツァール・パパガヨ大王がコパン統一を果たしました。広場には40を超える大小多数の石碑が林立しており、その石碑にはコパン独特の豊かな表現が施されています。人物を飾る服や装飾品まで掘り込まれており、その彫りの深さ、立体的な表現は他のマヤ遺跡では見られません。石碑だけでなく、神殿や球戯場、貴族の住居跡などの遺跡もありますが、822年の日付がある祭壇は一部の面しか彫がなく、更に822年以降の日付の入ったモニュメントはありません。おそらく、822年に何かが起こり、このコパンは滅び去ったと考えられています。人口増加と国力の疲弊、周囲の豪族の離反が起こったのか、今は、静かに石碑が立ち並ぶのみです。
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